スタイリング剤は、髪質や求める仕上がりに合わせて選ぶことで、自分だけの理想のヘアスタイルを実現できる大切なアイテムです。市販されている商品は数多くあり、エステティシャンや美容のプロも太鼓判を押すおすすめ商品が多数存在します。この記事では、エステティシャンの視点を取り入れ、髪に自然なツヤやまとまり、毛束感、さらにはナチュラルな抜け感をプラスするスタイリング剤をランキング形式でご紹介します。次に、各製品の特徴や使い方、そして目的に合わせたスタイリング剤の選び方について詳しく解説していきます。
スタイリング剤とは?種類と特徴
スタイリング剤は大きく分けて、髪の状態や求める仕上がりに合わせた以下のような種類があります。各商品の配合成分やテクスチャーにより、仕上がりが異なるので、自分の髪質や好みに合わせて選ぶことがポイントです。
ヘアオイル
ヘアオイルは、植物由来のオイル(アルガン、オリーブ、ホホバなど)を主成分とし、髪に滑らかさと柔軟性、そしてナチュラルなツヤを与えるアイテムです。濡れた髪に使用することで、しっとりとしたウェットな質感を実現し、毛先のまとまり感がアップします。特に、日本人の髪質に馴染む椿油配合の商品は根強い人気があります。
ヘアバーム
ヘアバームは、ミツロウやシアバターなど脂質を原料とする半固形状のスタイリング剤です。少量で十分なツヤ感と毛束感を演出でき、乾燥が気になる季節や保湿ケアとしても効果的。ナチュラルな艶感とまとまりを求める方におすすめです。
クリーム・セラム・ミルク
これらは乳化技術を用いて作られるため、軽いつけ心地ながら髪なじみが良く、ナチュラルな仕上がりに最適です。ベタつかず、素髪感をキープしながらも、紫外線や外部ダメージから髪を保護してくれるのが魅力です。
ワックス・ジェル
ワックスは、毛先の動きを活かしつつしっかりとしたホールド力でキープしたい方に最適なアイテムです。ジェルは水性で粘性があり、タイトなヘアスタイルやしっかりと整えたい場合に使用します。ただし、固まるため再セットが難しく、使いすぎには注意が必要です。
ムース・スプレー
ムースは、泡状でありながら髪に浸透しやすく、自然な立体感やボリューム感を出すため、パーマヘアやナチュラルなウェーブスタイルにおすすめ。スプレーは、仕上げ用に使うことで、ナチュラルなツヤ感やエアリーなスタイリングを実現します。
エステティシャンおすすめ!スタイリング剤ランキング10選
ここからは、実際にエステティシャンが厳選したおすすめのスタイリング剤ランキング10選をご紹介します。それぞれの特徴やおすすめの使い方を解説しながら、あなたにぴったりのスタイリング剤選びのお手伝いをいたします。
1位:トラック オイルNo.3
トラック オイルNo.3は、天然由来成分99.19%を配合したマルチ美容オイル。オリーブ果実油やヒマシ油、ブロッコリー種子油など8種以上の植物オイルを贅沢にブレンドし、濡れ髪を美しく仕上げることができます。ウェットな質感を求める方、また毛束感をしっかり表現したい方におすすめ。シトラスフローラルの爽やかな香りが心地良く、朝のセットや夜のトリートメントとしても活躍します。
2位:ダヴィネス オーセンティック オイル
ダヴィネス オーセンティック オイルは、植物由来成分99%配合の全身保湿オイルです。ヘアオイルとしてだけでなく、顔や体にも使えるため、ワンランク上の美容体験を提供。ベルガモット、ゼラニウム、シダーウッドのアロマブレンドが、爽やかでありながらも温かみのある香りを生み出し、濡れた髪ならではのしっとりとした毛束感とまとまりを演出します。毛先のダメージケアも同時に行えるのが嬉しいポイントです。
3位:シンピュルテ トゥーグッド マルチベネフィットオイル
シンピュルテ トゥーグッドは、ヘアケア、スタイリング、さらにボディの保湿にも使えるマルチ美容オイル。少量ずつなじませることで、軽やかに髪全体にツヤをプラスし、ナチュラルな動きを引き出すことができます。香りは、森林浴をイメージした爽やかな香調で、長時間快適な使用感を実感できる点が支持されています。
4位:ザ・プロダクト ヘアワックス
ザ・プロダクト ヘアワックスは、天然由来のオーガニックシアバターをベースにしたヘアバーム。濡れ髪を美しくキープしながら、リップやハンドケアにも使えるマルチユースな製品です。やや硬めのテクスチャーがショートやボブのスタイルに最適。毛束感をしっかりと出しながらも、ナチュラルなツヤ感を演出してくれるのが魅力です。
5位:ミルボン ジェミールフラン メルティバターバーム
ミルボンのジェミールフラン メルティバターバームは、シアーバターと植物性バターをダブル配合し、ツヤ感とまとまりを追求したバームです。ショートからロング、さらには巻き髪まで幅広いスタイルに対応。シリコンベースのため、さらっとした手触りと朝まで続くナチュラルなまとまりが好評です。クセや広がりを抑え、しなやかで美しい仕上がりを実現します。
6位:ナプラ エヌドット ナチュラルバーム
ナプラ エヌドット ナチュラルバームは、天然由来成分100%使用のヘアバーム。濡れ髪をナチュラルな毛束感に仕上げるだけでなく、手肌の保湿ケアとしても利用できるのが特徴です。やや硬めのテクスチャーながら、ナチュラルなツヤとまとまりをしっかりと表現するため、ショートからボブスタイルにぴったり。髪にも環境にも優しい製品として、多くのエステティシャンから支持されています。
7位:ミルボン ジェミールフラン オイルスフレ
ジェミールフラン オイルスフレは、透明感のあるクリアなツヤと軽やかなボリュームを実現するセラムタイプのスタイリング剤です。軽いテクスチャーながら、髪にまとまりと潤いを持続させることができ、紫外線から髪を守る機能も搭載。シンプルなナチュラルスタイルを好む方、かつ重さを感じさせない仕上がりを求める方に最適なアイテムです。
8位:デミ ヒトヨニ リラクシング クリームケア
デミ ヒトヨニ リラクシング クリームケアは、マカデミアナッツバターとラベンダー油を配合したウォータリークリームです。しっとりとしたテクスチャーが、濡れた髪にも乾いた髪にも使いやすく、トリートメントとしてもスタイリング剤としても活用可能。ナチュラルな仕上がりで、髪に潤いと柔らかさを与えたい方におすすめです。
9位:N. エヌドット スタイリングセラム
N. エヌドット スタイリングセラムは、ミルク状の重厚なテクスチャーと絶妙なセット力が特長です。シアバターやボタニカルエキスを配合し、髪にツヤと適度な動きをプラス。ベタつかず自然な仕上がりを追求し、ショートからロングまで幅広いスタイルに対応できるため、定番として人気の商品となっています。
10位:センスオブヒューモア ボヘミアンシーウォーター
パーマやクセ毛が気になる方におすすめなのが、センスオブヒューモア ボヘミアンシーウォーターです。天然エッセンシャルオイルを贅沢にブレンドした泡状のスタイリング剤で、外国式のラフな束感と立体感を簡単に再現。重すぎず軽すぎないホールド力で、ふんわりとしたパーマの動きを綺麗にキープします。クセ毛やボリュームの調整をしたい方には特に最適な選択肢です。
スタイリング剤の選び方と使い方のポイント
スタイリング剤は、髪質や仕上がりのイメージに合わせて選ぶことが大切です。ここでは、目的別の選び方と、効果的な使い方のポイントについて解説します。
ヘアスタイルに合わせた選び方
・濡れた髪やウェットな質感を求めるなら、ヘアオイルやバームがおすすめ。特に毛束感を出すためには、オイルとバームの組み合わせで、ナチュラルなウェット感を演出できます。
・ナチュラルな素髪感や軽やかな動きを重視する場合は、クリーム、セラム、ミルクタイプのスタイリング剤を選びましょう。これらは、髪に負担をかけずにツヤとまとまりをプラスします。
・しっかりとヘアスタイルをキープしたい場合は、ワックスやジェルが適しています。髪の動きや束感を強調しながら、タイトなセットが可能ですが、再セットが難しい点に注意が必要です。
成分にも注目!ダメージケアとまとまりの両立
髪がパサついたり広がりやすい場合は、植物オイル(アルガンオイル、シアバター、ホホバ油、オリーブ油など)が配合されている製品を選ぶと良いでしょう。また、シリコンやカチオン界面活性剤が配合されたスタイリング剤は、髪表面をコーティングしてツヤやサラサラ感をアップさせる効果がありますが、敏感肌の方は刺激を感じる場合があるので注意してください。
使い方のポイント
・少量を手のひらでよく伸ばし、特に毛先や乾燥しがちな部分に重点してなじませます。
・濡れた髪につけた後、ドライヤーで風をあてながら整えると、余分なスタイリング剤が飛び、ふんわりとした自然な仕上がりになります。
・スタイリング剤は朝のセットのほか、夜のトリートメントとして使用し、翌朝のツヤやまとまりに期待する方法も効果的です。
おすすめスタイリングテクニック
実際におすすめのスタイリング剤を使ったスタイルの作り方も紹介します。状況に応じたスタイリング方法を取り入れることで、理想のヘアスタイルがより簡単に実現できます。
オイルとクリームで作る束感スタイリング
・まず、手のひらにクリームを適量出し、ヘアオイルを数滴加え混ぜ合わせます。
・濡れた髪の内側から手を入れ、毛先から丁寧になじませます。
・襟足や前髪に意識してつけることで、ふんわりとしたナチュラルな束感が生まれ、丸みのあるスタイルに仕上がります。
ヘアバームで作るマニッシュヘア
・バームを使ったスタイリングは、タイトなマニッシュショートを演出するのに最適です。
・まず髪全体を少し濡らし、硬めのバームを手のひらになじませます。
・手で髪の内側から外側へと均一に馴染ませ、前髪やサイド、襟足をしっかりと整えながらセットします。
・場合によっては、ジェルやワックスとブレンドすることで、よりしっかりとしたホールド感が得られます。
ジェルで作るオールバックスタイル
・オールバックスタイルを目指す場合は、髪全体を濡らしてからジェルを使用します。
・手のひらでジェルを十分に伸ばした後、根元から均一に馴染ませます。
・コームを使って前髪をジグザグに分け、タイトな印象に仕上げるのがポイントです。
・仕上げに全体を整えて冷やすことで、長時間キープできるスタイルになります。
ヘアオイルで作るサラサラマッシュショート
・軽めのヘアオイルを使用して、マッシュショートに自然なツヤと動きをプラスする方法です。
・手のひらにオイルを適量取り、十分に伸ばしてから髪全体に均一に塗布。
・特に乾燥しがちな毛先に重点的につけ、優しく手ぐしで整えます。
・シンプルながらもこなれたナチュラルなスタイリングが完成します。
スタイリング剤の使用時に注意すべきポイント
スタイリング剤は適切に使用すれば髪に負担をかけず、理想のスタイルを実現できますが、いくつかの注意点も存在します。
過剰使用による重さやべたつきの防止
・つけすぎると髪が重くなり、根元からべたついてしまうため、初めは少量ずつ試すのがベストです。
・手のひらで十分に伸ばしてから髪にのばすことで、ムラなくナチュラルな仕上がりに。
・特にジェルやスプレータイプは、使用量に注意し、軽い仕上がりにする工夫が必要です。
洗い流しのタイミング
・毎晩つけたまま寝ると、オイルやバームに含まれる成分が酸化し、頭皮のトラブルを招く恐れがあります。
・就寝前にはシャンプーでしっかりと洗い流し、頭皮環境を整えましょう。また、使用後の余分なスタイリング剤はドライヤーの風で除去すると、翌日のべたつき防止に効果的です。
敏感肌への配慮
・シリコンやカチオン界面活性剤が配合された製品は、髪だけでなく頭皮にも影響を与える場合があります。
・敏感肌や頭皮トラブルがある方は、天然成分中心の製品を選ぶことで、安心して使用できるでしょう。
まとめ
スタイリング剤は、髪質やスタイルのイメージ、さらにはダメージケアの目的に応じて最適なアイテムを選ぶことが重要です。
今回ご紹介したランキングトップ10の製品は、エステティシャンも太鼓判を押す人気商品であり、濡れ髪のツヤや毛束感からナチュラルなまとまり、さらにはパーマの動きを美しくキープするものまで、幅広いニーズに対応しています。
また、製品ごとの使い方や、適切な量、タイミングを工夫することで、ご自宅でもサロン仕上がりのスタイルを楽しむことができます。
髪のダメージや乾燥が気になる方は、植物由来のオイルや保湿成分を含んだスタイリング剤を取り入れて、髪と頭皮のコンディションケアも意識しましょう。
このブログ記事を参考にして、自分にぴったりのスタイリング剤を見つけ、毎日のヘアセットを楽しく、そして美しく仕上げるヒントとしていただけたら幸いです。
エステティシャンおすすめのアイテムを取り入れて、あなたのヘアスタイルにさらなる輝きをプラスしてみてください。